bitcoinの仕組み

通貨

bitcoinについて初めて聞いた方の中には未知のものとして『bitcoinは怪しい!』と思う方もいらっしゃるかもしれません。こちらのコラムではbitcoinの仕組みについてご説明していきます。

通貨の仕組みとは

銀行bitcoinの仕組みをご理解いただくためにまずは一般的な通貨の仕組みについてご説明して参ります。一般的な通貨では国家または銀行などが管理を行っています。通貨というと手元にあるお金を想像する方も多いかと思います。ですが、ほとんどの方は何らかの形で銀行にお金を預けていらっしゃるかと思います。

お金を銀行に預けると手元にはお金は減るものの、ATMや銀行でお金を引き出せば預金額分プラス利息分のお金が戻ってくるということは私たちの生活の中では当たり前のことのように思っています。しかし、世界にはそのようなことが当たり前でない国々が多く存在します。

銀行の運営は取引の手数料を得ること、預金者の預かった金額を貸し出すことで利息を得ることで行っており、銀行では預かっている合計金額よりも大きい金額を外に貸し出すことができます。つまり銀行には預金者が預けた金額がすべて手元に存在しているわけではありません。多くの預金者が一斉にお金を引き出した場合においてはその引き出しは困難となります。日本ではペイオフ制度(金融機関が破たんした場合において一千万円までの預金が保護される仕組み)を実施されていますが、預金額のすべてが保証されているわけではありません。また、このような保証制度を行っているのは世界でも一部の国のみとなっています。

国家が急激な通貨の発行を行った場合貨幣の価値が大きく低下する場合もあります。実際近年においてもギリシャやキプロス、アルゼンチンなどで金融危機に陥っており、国家や銀行などで管理する通貨が必ずしも安全であるとは言えない状況です。通貨を管理する組織が存在するということは人為的なミスや悪意のある人間によって預金残額が書き換えられる可能性もあります。そもそも銀行の取引データが消失した場合誰がいくら現金を保有しているのか証明する手段がなくなってしまうこともあり得るのです。

 

bitcoinってなに?

コインbitcoinは管理する団体のない通貨です。ただし、通貨といっても実際にbitcoinと呼ばれるコインや紙幣など何らかの物質が存在するわけではありません。bitcoinは誰にいくらのbitcoinが発行され、それが誰にいくら支払われたか、誰が誰からbitcoinをいくら受け取ったかというデータの集合体、ブロックチェーンによって管理されています。通貨というよりも決算システムといいうほうがピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。実際にbitcoinの発案者であると呼ばれるナカモトサトシの論文の序章にはbitcoinが電子マネー決算システムとして述べられています。

電子マネーというとSuicaやPASMOなどと混同される方もいらっしゃるかもしれません。bitcoinがSuicaやPASMOなどほかの決算システムと大きく異なる点としてはSuicaやPASMOは現金をチェージしてそのまま使用するのに対し、bitcoinでは円やドルなどの貨幣からbitcoinに換金する必要があり、bitcoin自体の相場に変動がある点となります。その意味ではbitcoinは貨幣であるとイメージについても間違いではありません。

bitcoinの仕組み1

鍵bitcoinを使用するにあたり公開鍵と秘密鍵が必要です。公開鍵はBitcoin Addressとも呼ばれ、銀行口座番号のようなものとなります。誰かにbitcoinを送金したい場合は、払い込み先の公開鍵を入力し、リクエストを投げることで送金が可能となります。保有するbitcoinについては秘密鍵を入力することで使用することができます。つまり秘密鍵は口座の暗証番号のようなものです。秘密鍵は英数字での構成されており、厳格な基準はないため、32文字や128文字などで自由に生成が可能です。秘密鍵を暗号プログラムに通すことで公開鍵が生まれます。一つの公開鍵に対し、秘密鍵の組み合わせは、潜在的に2の96乗に上回る組み合わせが存在するため、事実上公開鍵から秘密鍵を推測することは困難であり、秘密鍵を知るものだけが口座の操作が可能です。銀行口座やキャッシュカードではなくした場合の再発行が可能ですが、秘密鍵を忘れてしまった場合においては再発行が不可能であり、他者に秘密鍵が渡った場合口座のコントロールが可能となるため厳格な管理が必要です。

 

bitcoinの仕組み2

社会bitcoinの取引履歴は現状すべて公開されており、送金リクエストは採掘者と呼ばれる計算者によって承認作業が行われ、追加される仕組みとなります。bitcoinの取引が一般的な貨幣の取引と大きく異なる点は送金の手数料が自由に設定できる点です。承認作業に成功した採掘者が報酬として手数料を受け取ることとなりますので、手数料を高く設定することで送金を早く完了することが可能です。

上記のルールを聞くと手数料の安い取引は無視されてしまうのではないかという懸念を持つかもしれません。bitcoinではその場合のルールもしっかりと用意しています。bitcoinの取引履歴を記載しているブロックチェーンの中にそのための計算スペースがあります。各ブロックの中に決まった特別なスペースには、手数料が低く、承認されずに一定期間を過ぎた送金リクエストで埋めることが定められています。これにより時間はかかるものの、すべての送金リクエストは必ず採掘者からの承認を受けることが可能となります。

上記の仕組みがbitcoinはこれまでの通貨とは異なる新しい通貨であると言われる理由です。既存の通貨の欠点を補完したbitcoinの仕組みは現在世界中のエンジニアや研究者たちに注目を集めています。既に国境や通貨の壁を越えて広がり始めているといわれています。2017年2月現在、1bitcoinは10万円程度でありのbitcoinの取引にはまとまったお金が必要であるのではないかという認識を持っている方もいらっしゃいますが実際には、0.00000001BTC=1Satoshiまでの単位があり取引が可能です。

(※ 546Satoshiを下回る取引についてはdustと呼ばれ承認されない可能性がありますのでご注意ください。)

今後国家や銀行に管理されないbitcoinのような仮想通貨はますます広がってくるのではないかといわれています。bitcoinの仕組みに興味を持ったのならばぜひ少額からでもbitcoinの取引をスタートしてみることをお勧めいたします。

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