ビットコインの問題とは

課題

ビットコインは手数料の安さや国際送金ができる点に加えて安全性も高いなど、数々のメリットがあり、世界的な普及を続けています。しかし、ビットコインは従来の通貨とは異なる強みを持っている一方、いくつかの問題も抱えていることも事実です。インターネット上でのみ運用される通貨であることや、その仕組みがプログラムであることなど、ビットコインを上手に使いこなすには、ビットコイン特有の問題点を理解して、賢く対処していくことが必要です。今回はこうしたビットコインのリスクについてご紹介します。

ビットコインの取引処理能力

ビットコインを利用した送金は従来の銀行システムを経由した送金と比べるととても早く、
数日かかる国際送金の取引を1時間程度に抑えることができます。しかし、それは円やドルといった通貨と仮想通貨を比較した場合であり、仮想通貨同士の比較においては必ずしも早いとは言いきれません。ビットコインだと十数分かかる処理を他の仮想通貨では数秒で処理を終えてしまうことがあります。この違いは大きな原因は1Mというビットコインのブロックサイズにあるといわれています。近年誕生した仮想通貨と比較するとビットコインはブロックサイズが大きいために決済の承認作業、つまりマイニングを行っている人に支払われる報酬が遅れてしまい、これが決済作業自体の遅れとなっているのです。現在でもビットコインにはさまざまな改良が施されていることからいずれは解決する問題なのではないかといわれてはいますが、気になる場合はトランザクション送信時の手数料を追加するなどの対処を行うとよいでしょう。

国による価値の担保がない

ビットコインは手数料が安く、経済破綻の余波を受けない強みがある半面、国や金融機関といった管理者が存在しないため、万が一に大きなトラブルが発生した場合補償がありません。補償がない場合どういった問題が生じるのでしょうか。これらの問題は大きく分けて2つあります。「価格変動性」と「セキュリティ」の問題です。
ビットコインをはじめとする仮想通貨は、他の投資対象と比較すると価格が変わりやすいという特徴があります。変動を利用することで大きな利益を得られる一方で、いつ通貨の価値が下降するかわからないという問題が生じます。買値より大幅に価値が下がってしまった場合については国等に保証を求めることができません。またビットコインはインターネット上で管理されるため、ハッキングのようなネット犯罪のリスクも考えなければいけません。ビットコインに関して問題が発生した場合、基本的に自己責任であることを正しく理解する必要があります。

投機的側面がある

ビットコインは、価格変動性を持つことから投機的通貨であるといわれています。価値が上昇・下降を繰り返していることから金銭の管理には不向きであるということを念頭に入れていただく必要があります。ビットコインを保有する場合、ビットコインを用いたやり取りを行う場合は、価格変動に気を配ることが大切です。慣れない人にとって、相場に気を配ることは負担になると言えなくもないかもしれません。

数々のメリットを持つビットコインにも、その強みゆえの弱点がいくつか存在します。今回は代表的な弱点・問題点についてご紹介しました。仮想通貨としての強みを最大限に活用し、そのリスクを回避するためにはユーザー一人ひとりがその問題点についてしっかりと理解した上で利用することが大切です。

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