ビットコインのレバレッジ取引とは

「レバレッジ」とはビットコインに限らず、FXなどの投資商品においてもよく耳にする言葉です。しかし、「言葉は知っているけれど何となく専門的で難しそう」「ちょっと手を出しにくいイメージがある」と思っているビットコインビギナーの方も多いのではないでしょうか。そこでここでは、ビットコインのレバレッジ取引、各取引所によるレバレッジの違い、レバレッジ取引のメリットとデメリットについて、詳しく説明していきます。

 

レバレッジ取引とは

レバレッジとは本来「てこ」という意味を持っています。そしてレバレッジ取引とは、自己資金を上回る投資ができる取引を指します。これはビットコインに限らず、投資の世界ではごく当たり前に行われている取引です。例えばレバレッジが10倍の時、1万円の自己資金を用意すれば、10万円分のビットコインとして取引が可能になるということです。競馬の馬券で言う「オッズ(倍率)」と似ているかもしれません。競馬の場合は各出生馬によってオッズが異なりますが、ビットコインの場合は、各取引所によって最大値が異なります。これについては、次の項目で詳しくご説明します。

では、レバレッジを使ったビットコインの取引にはどのようなものがあるのでしょうか。取引の主な種類としては、FX、信用取引、先物取引の3つが挙げられます。そして、これらのビットコイン取引には期限による違いがあります。FXの場合は、取引の期限はありません。つまり、投資したあと決済をせずにずっと保有し続けることが可能なのです。一方、信用取引は返済期限が決められています。返済期限の際に再度借り入れを行えば、再び投資することが可能です。もし借り入れを希望しない、あるいは借り入れができないという場合にはそこで取引が終了となります。

先物取引は、予め取引する日程を決めたうえで行います。例えば「来月の何日に投資をします」という約束を交わして取引を行った場合、その月日が来たら、取引は終了です。この約束した月日のことを限月と呼び、途中で変更することができません。新たに先物投資をしたい場合は、新規の先物取引として限月を指定する必要があります。また、FXと信用取引の場合は金利がかかりますが、先物取引に関しては基本かかりません。そしてレバレッジ同様、FX、信用取引、先物取引もそれぞれのビットコイン取引所によって取り扱いが異なります。中にはレバレッジ取引を扱っていない取引所もありますので、これらの投資に興味がある方は、それぞれの取引所を比較検討して、自分の希望に合った取引所を選ぶようにしてください。

 

取引所によって異なる最大レバレッジ

次に、各ビットコイン取引所の最大レバレッジについて見ていきます。まず最も高いのはBITPoint、Z.Comコイン、みんなのBitCoinの3つで、最大25倍です。BITPointは、現物取引の売買手数料が無料なのが特徴です。また、Z.Comコインは初回は最大5倍ですが、投資経験や資産状況により最大25倍までの取引が可能となります。レバレッジの値を上げたい方は、ネットから相談ができますので問い合わせてみてください。また、みんなのBitCoinは取引数量が限られており、1時間内でレバレッジとの合算で500BTCまで取引が可能です。

次に高いのはbitbankTradeで最大20倍です。こちらは口座開設がわずか2分で完了するため、初めての方でも簡単に開設することができます。そして次に高いのはbitFlyerの最大10倍です。こちらは、ビットコインの取引量では日本最大と言われています。ビットコインについて興味のある方なら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。レバレッジ7.77倍という面白い数字を打ち出しているのはZaifです。こちらは証拠金の追加担保請求(追証)が不要で、口座の残高以内の投資ができます。そして最大5倍のレバレッジをかけられるのがcoincheckです。こちらは電気代をビットコインで支払うことができるユニークなサービスを展開しています。

BTCBOXとビットトレードに関しては、レバレッジについての記載がないため、取り扱っていないのかもしれません。また、取引所は今回ご紹介したところ以外にも数多くありますので、気になる方はご自身で調べてみることをおススメします。また、これまで述べてきたレバレッジの値はあくまで現段階のものであり、今後変わる可能性もあります。このように、取引所によってレバレッジの倍率は大きく異なりますし、取引にかかる手数料も差があります。レバレッジ取引を行う際はそれぞれの取引所のサイトで、こまめに確認してから口座開設するようにしましょう。

 

 

レバレッジ取引のメリットと注意点

最後に、ビットコインによるレバレッジ取引のメリットと注意点について説明します。まずメリットとしては何といっても「自己資金が少なくても大きな利益を得ることができる」ということでしょう。一昔前までは投資をする場合、多額の現金を預けなければできないものとされていました。よって、一部のお金持ちしかできないようなイメージを持たれている方も少なくないでしょう。

しかし、レバレッジが導入されたことによって投資への難易度が下がり、多くの人々が気軽に利用できる環境になりました。ビットコイン投資のビギナーにとっても、わずかな自己資金で取引ができるのは大きな魅力です。例えば、最大25倍の取引所に1万円分のビットコインを預けた場合、25万円分のビットコインを手にすることになります。この資金を使ってうまく行えば「一攫千金」を狙えるのも夢ではありません。また、前述でも説明した通り、取引所によってかけられるレバレッジの倍率が異なるため、選択肢が豊富にあるのも良い点だと言えます。

ただ、当然のことながらこの取引には注意点もあります。それは、「ロスカット」です。ロスカットとは、投資金額に対してある一定以上の損失が出た場合に行われる「強制決済」のことを指します。ロスカットは、投資家が必要以上の損失を被らないようにするための施策とも言えますが、やはりレバレッジ取引をする上では損失のリスクとしてつきまといます。投資である以上、どうしても損をする可能性があるのは致し方ありません。また、口座評価額(投資額から含み損を差し引いた金額)がいくらになったらロスカットが行われるのかは、取引所により異なります。口座評価額が少ないほどロスカットが行われる可能性は低いため、気になる方は取引を始める際に、ぜひチェックしておきましょう。このように、ビットコインのレバレッジ取引は、大きな利益を得ることが可能であると同時に、大きな損失を被る可能性もあることを頭に入れておかなくてはなりません。

ビットコインのレバレッジ取引は、とても魅力的に感じている方が多いと思われます。ただ、その分損失が大きくなるリスクも伴っていることもお分かりいただけたのではないでしょうか。レバレッジ取引は、必ずしも大きな利益を得られるわけではありません。リスクを十分に理解した上で、少額の取引から始めてみることが最善の策と言えます。初心者の方であれば、まずは2~3倍から始めてみてはいかがでしょうか。慣れてきたら、5倍、10倍と進めてみてください。適度な金額で少しずつチャレンジし、投資の流れや利益の上げ方をきちんと理解するようにしましょう。

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