ビットコインを利用した寄付

どこかの団体に寄付をする場合、これまでは現金やクレジットカードによるものが大半でした。しかし実はビットコインを利用して寄付ができることをご存知でしょうか。ビットコインは寄付に向いている通貨であると言われています。今回はビットコインが寄付に適した理由、実際に寄付を募集している例、ビットコインを使用した寄付の方法などについて詳しくご説明いたします。

この記事によって、少しでもビットコインによる寄付に関心を持っていただけましたら幸いです。

ビットコインはなぜ寄付に向いているのか?

寄付と言えば、これまでは現金や物品で行うのが当然とされてきました。しかしここ最近、ビットコインによる募金に対する関心が高まっているのだそうです。それはなぜでしょうか。ビットコインが寄付に適した理由は次の理由があげられます。

募金 イメージ

1.ビットコインの寄付には送金手数料がかからない場合が多い

まずビットコインを利用した寄付のメリットでは送金手数料がほとんどのケースでかからないことが挙げられます。例えばある地域に銀行から寄付をするとしましょう。ある一定期間は送金手数料が免除されますが、その期間を過ぎるとしっかりと手数料を取られてしまいます。銀行によって違いはありますが、ある大手メガバンクの場合、もし振込先が他行だった場合は3万円未満の場合は648円、3万円以上の場合は864円の送金手数料がかかります。これは国内での送金の事例ですので、海外送金の場合はもっと高額の手数料を負担しなくてはなりません。

寄付は他の人に対する思いやりから生まれたとても高潔な行為ですが、それに対して高い送金手数料を払うことに納得がいかないという方も多いのではないでしょうか。その点、ビットコインならば銀行を通さずに送金ができるため、送金手数料は無料の場合がほとんどです。銀行の場合は金額によって手数料が2段階に分けられているケースが多いのですが、ビットコインならば金額による違いもなく、少額の寄付でも高額の寄付でも手数料はかかりません。

同じ金額を寄付するならば、銀行に支払うべき高い手数料を上乗せしてビットコインで送金した方が、支援金の金額が増えて、送る側にとっても、受け取る側にとってもメリットは大きくなります。

2.取引が記録されるため、トラブルも防げる

ビットコインの取引は全てブロックチェーンに記録されています。そのためビットコインを利用した寄付では、送金したお金の流れを随時確認することができます。つまりどこからどこに送金されたかが一目瞭然です。ビットコインを利用することで支援金を送ったつもりが、実は現地に届いていなかったなどというトラブルも防ぐことができます。支援した方の善意を無駄にする心配もありません。

3.24時間いつでも寄付が可能

ビットコインを利用した寄付では、インターネットを通して24時間いつでも、どこにいてもできるというメリットがあります。つまりビットコインを利用した寄付は思い立ったらすぐに、サクッと行うことが可能なのです。

このように、ビットコインは寄付に向いている仮想通貨だと言えるでしょう。

 

ビットコイン寄付を募る例

次に、ビットコインによる寄付の事例をみていきましょう。実際にビットコインを利用した寄付を募った例をいくつかご紹介します。

支援

1.弘前城の石垣と桜

まずご紹介するのは、青森県弘前市の事例です。弘前市といえば弘前公園の桜が有名ですが、桜の管理には年間、数千万円もかかるそうです。さらに築城400年を迎え、弘前城の石垣の修理を行っており莫大なお金がかかります。そこで、弘前市はビットコインによる支援金を集めることにしました。この支援金募集は、自治体がビットコインによる寄付を募った初めての事例であり、全国的にも注目を浴びました。

2.日本赤十字社の救護活動支援

日本赤十字社についてもビットコインにて寄付を募っています。ご存知の通り、日本赤十字社は国内の災害時における活動のほか、海外での戦争や病気、災害に苦しむ人の救護活動も行っています。これらの活動にもビットコインによる寄付を行うことが可能です。

3.世界中の子供たちのために

World Aid for Homeless Childrenでは、昨年Bitcoin寄付基金歯科プログラムとしてフィリピンのホームレスの子供たちが歯医者さんに行けるような基金を行いました。受付はすでに
終了してしまいましたが、多くの子どもたちを歯科医に送ることに成功しました。

その他にもKIZUNAというサイトでは後進国の子供たちのための支援を募り、例えばケニアの子供たちに音楽の技術を伸ばしてもらう活動や、内戦や病気に苦しむ国々の子供たちを平和活動のリーダーとして教育する活動を行っています。ビットコインは透明性が高く、手数料もかからないので寄付に向いている通貨であるという声も多いようです。

「寄付」というとある程度まとまった金額を送らなくてはいけないのではないかと感じる方もいるかもしれません。しかしそのようなことはありません。むしろ少額でも数多くの人が何度も支援を行う方が結果的に大きな額を集めることになることのほうが多い傾向があります。例えばビットコインの投資で得た利益の一部を送金してみるのも良いでしょう。提携している取引所であれば寄付された支援金の総額を確認することができます。それぞれの活動に何件の申し込みがあり、いくら集まったのかさえ随時確認できることも少なくありません。

 

ビットコインで寄付をする方法

これからビットコインで寄付をしてみようと思っていらっしゃる方のために、その方法をご説明します。まず先ほどご説明した青森県弘前市の場合についてご説明します。この募集では、ウォレット、もしくは取引所であるcoincheckのアカウントからビットコインの送金を行うことが可能です。coincheckのホームページにあるQRコードまたはリンクを、ウォレットから読み取るだけの作業で寄付ができますのでとても簡単です。

次に、日本赤十字社への寄付ですが、こちらは取引所のbitFlyerから行います。bitFlyerを通して寄せられた金額は3カ月ごとにまとめて、日本赤十字社に送金されています。ただしこの場合、個人ではなく、bitFlyerが一括して寄付を行う仕組みとなっているため領収書の発行はできないそうです。この場合、税金の控除の対象にもなりませんので注意が必要です。先ほどのcoincheckと同じく、ウォレットかbitFlyerのアカウントから募集のアドレスにむけて寄付するだけです。こちらも送金手数料はかかりません。

どちらの方法も、クレジットカードでの場合と違い、面倒な番号の入力は不要です。思い立ったらすぐに寄付することが可能です。ビットコインを利用した寄付では手数料がかかりませんので、スマホやパソコンさえあれば、いつでもどこからでも、少額の送金も可能なことは、ビットコインを利用した寄付の便利な点です。

一方World Aid for Homeless Childrenの寄付はフルネームや連絡先などの個人情報の詳細な入力が必要となっています。また、サイトが英語で書かれているので、少し分かりにくいところがあります。このほかにも、ビットコインでの寄付を募っている団体が増えてきていいます。興味のある方はチェックしてみるとよいでしょう。

ビットコインでの寄付イメージ

たとえ一人の支援金はわずかな額であっても、日本中、世界中の人が行動を起こせば、その効果は計り知れません。寄付を募っているところはいくつかありますが、なかなか周知されていないのが現状です。「募金はしたいけれど、そもそもどこに、どうやってすればいいのか分からない。」という方もいらっしゃるでしょう。青森県弘前市の例のように、国内の自治体がもっと積極的にPRしてくれれば、私たちにとってもビットコインによる支援がもっと身近になるのではないでしょうか。ビットコインによる寄付が増えていくことでもっと寄付が身近になり、多くの支援の輪が広がるとよいですね。

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