モネロ(Monero)とは

仮想通貨というとビットコインやイーサリアムなどをイメージされる方も少なくないと思います。現代、仮想通貨は第三の通貨としてニュースなどのメディアにも大きく取り上げられ、世界経済に多大な影響を及ぼしているといっても過言ではありません。仮想通貨市場全体の時価総額は急激に上昇しており、その中でもアルトコインと呼ばれるビットコイン以外の新たな通貨が様々な成長を見せています。アルトコインの中でも、いくつかの通貨では短期間で数倍となるような価格上昇を見せ、ビットコインを大きく追い上げています。数値を用いて表すと、ビットコインの時価総額が仮想通貨全体のシェア85%だったのが、現在はビットコインのシェアは55%までに下がってきています。その分アルトコインのシェア率が20%近くまで上昇してきているのです。

そんなアルトコインの中でも現在注目度が増している「モネロ(Monero)」というアルトコインについてご紹介したいと思います。モネロはビットコインに非常に似通った通貨と呼ばれており、市場からも高い評価を得ている仮想通貨のひとつです。モネロは1年間で約20倍近くの価格上昇をみせており、その注目度の高さはアルトコインの中でも群を抜いている状態です。モネロとはいったいどのような通貨なのでしょうか、アルトコインの代表格となるモネロという通貨について、ビットコインと比較してご紹介させていただきます。ひとつ先をいく仮想通貨の知識を身につけていきたいと考えている方はぜひモネロについても勉強していきましょう。

モネロを始めとしてアルトコイン

モネロ(Monero)に代表されるアルトコインの価格は上昇傾向にあります。アルトコインの価格が高騰した背景には様々な理由があります。アルトコインの中には、ビットコインの技術をさらに発展させることで、ビットコイン以上にプライバシーを強化し、匿名の機能を持った仮想通貨があります。このような技術は仮想通貨市場だけでなく、銀行や企業などにも注目されています。モネロはそのような仮想通貨のひとつであるといわれています。

モネロ(Monero)とはモネロはエスペラント語で「コイン」や「硬貨」という意味であるそうです。モネロの発行は元ビットコインのコアエンジニアであるWladimir J.vander Laan氏によって行われました。Wladimir J.vander Laan氏は、「Monero Project」を創設し安全で追跡不可能な暗号通貨として、2014年4月18日からモネロの発行を開始いたしました。モネロの通貨単位は「XMR」です。1XMRの価格は取引所の公開するチャートなどで確認することができます。2017年現在、モネロは仮想通貨内でも第5位の時価相場を誇り、ビットコイン同様採掘方法には計算能力が高いCPUや画像処理を得意としたGPUが利用されています。モネロの発行上限は1840万枚であるといわれており、ビットコインよりも少なく希少性の見込める仮想通貨であるといっても過言ではないかもしれません。

モネロ(Monero)の特徴とは?

ビットコインとよく似た通貨であるといわれるモネロ(Monero)。モネロにはどんな特徴があるのでしょうか。モネロの特徴は何といってもその匿名性にあります。通常の通貨であれば誰がどんなお金を動かし、どのような取引をしたのか、取引の履歴を追われる危険性があります。モネロではCryptoNightというアルゴリズムを利用しており、このアルゴリズムがモネロの匿名性に大きく貢献しているのです。モネロの送金ではProof of Workと呼ばれる、ビットコインでも行われている認証方法を採用しています。モネロではビットコインと異なり「閲覧用」と「送金用」の2種類の秘密鍵を使用します。利用者のもつアドレスはマスターキーとしての役割を持ち、送金の際にはマスターキーは使用せず、利用者のアドレスからワンタイムのアドレスを生成します。取引には都度新しく発行されたアドレスを使用します。つまり第三者によって利用者の持つマスターキーの情報を特定された場合についても、各送金で使用したワンタイムのパスワードをそれぞれに特定することは非常に困難であり、取引履歴の全容を把握することが不可能であると考えられています。モネロでは自身の行った取引の閲覧用に「閲覧キー」を用意しており、つまり閲覧用の秘密鍵を持つユーザーしか取引履歴を見ることができないということはモネロの特徴の一つとなっています。

さらにモネロで使用される秘密鍵はリング署名という方法を採用します。リング署名はその名の通り、複数の鍵を束ねて使用することを意味しています。リング署名は、個人ごとに秘密鍵と公開鍵を紐づけるビットコインの認証方法と比較すると誰が取引を行ったのかわかりづらいという傾向があります。リング署名のグループについても取引によってランダムに変わりますので、全ての取引履歴を特定することはさらに困難となります。モネロとよく似たグルーピングを行っている通貨ではダッシュと呼ばれる仮想通貨があります。ダッシュでは秘密キーでなく取引自体を混ぜ合わせるのが特徴であり、モネロとは若干異なる仕組みです。このような特徴からモネロは注目を集めています。匿名性が高く、セキュリティーの安全性が高いということはイコール法律や国家からの干渉がされにくい通貨であることを意味しています。

モネロの価格動向について

モネロは匿名性を評価され、仮想通貨の中でも近年で大幅な値上がりを見せました。発行当初は500円ほどであった通貨のモネロの価格は2016年に入ってから大きな動きを見せ始め
ました。2016年8月ごろ700円であった価格が徐々に上昇し、2017年8月までの1年間で14,600円と実に20倍ほどの上昇を記録しました。この背景には韓国の取引所「Bithumb」
においてモネロの取引が開始されたという報道があります。この発表を通してモネロの注目度も増し、価格が一気に高騰したのです。実際韓国の取引所「Bithumb」ではモネロの取引が世界で1番活発に行われているそうです。モネロの匿名性の高さ、特徴が世界の投資家や企業に注目されているのです。

ただ一方でビットコインはサービスや商品の決済手段として利用されていますが、モネロはそのよう活用はされていません。使い道が投資に限られていますので、価格の上昇を続けていくには今後の展開次第であるということに気を付けていく必要がありそうです。

モネロを取引するには?

実際にモネロを利用したトレードを行うにはどのようにすればよいので消化。モネロは韓国で所有される方が多い通貨となりますが、国内でも取扱いが始まってきています。海外では「クラーケン」日本では「Coincheck」で購入できます。所有を考えている方はその他にも取り扱いを行っている取引所についてリサーチいただくことをおすすめします。

モネロを含め匿名性やセキュリティーの安全性が高い仮想通貨は近年特に人気が出てきて
いる傾向があります。しかし匿名性が高い、つまり第三者からの干渉や取引履歴を追跡される危険性がないということはマネーロンダリングや犯罪の資金などの違法取引にも利用される可能性を懸念されていることも事実となります。モネロの普及ではこのような問題についていかに対処していくことが課題となっています。仮想通貨に対する法律や規則が各国で整いつつある状況です。モネロの取引や今後所有を考えている方については、モネロのアップデートや関連ニュースに耳を傾けておくことが必須となります。モネロの動向は今後匿名性に特化した仮想通貨がどのように市場に扱われていくのかを占うポイントとなっています。今回お話ししたモネロ基礎知識を参考に、今度のモネロの動向に注目してみるとよいでしょう。

関連記事

コメントは利用できません。

bitFlyer

最近の投稿

新着記事

  1. ビットコインの取引を行っている方の中では、ビットコインそのものは非常に堅牢な仕組みとなっていることは…
  2. ビットコインについて調べているとまず目にする国家の名前は中国、ギリシャ、キプロス、そして世界最大級の…
  3. ビットコイン投資に興味を持ったものの、ビットコインを始めとした仮想通貨がいったいどのようなものかわか…
  4. ビットコインをはじめとした仮想通貨は従来の通貨には無いユニークな特徴を多く持っています。世界各国の中…
  5. ブルームフィルタとは計算機科学におけるデータ構造の名前であり、ブルームフィルタは主に、スマートフォン…
  6. 行動経済学という比較的新しい学問が存在します。行動経済学は従来の経済学では説明できなかった現象を説明…
  7. 2017年5月末、日本国内でビットコイン取引所を運営しているビットポイントジャパンが大手コンビニチェ…
  8. ガイドラインとは様々な機関によって様々な位置づけで公表される、何らかの取り決めを記載した文書のことで…
  9. ビットコインの情報を調べていると、様々なお国事情を垣間見ることができます。情勢が不安定な国ほど自国の…
  10. 最近、ビットコインについて調べていると韓国の話題も目にするようになりました。韓国は元々、高速なインタ…
ページ上部へ戻る