Kikの特長と仮想通貨について

アプリ

現在、世界中で様々なメッセージアプリが利用されています。
日本では、多くの方が「LINE」を利用しているのに対し、アメリカ国内では「facebook messanger」や「Whatsapp」などが様々なメッセージアプリが多くの方に利用されております。またその中で現在、アメリカのティーンにメッセージアプリ「kik」が絶大な人気があります。その利用者はアメリカ国内だけではなく世界中におり、その数は約2億4千万人と言われています。今回はこの「kik」の特長や機能について、そして仮想通貨との関りまでご紹介いたします。

kikの概要とその特長

Kikとは上記でも少し触れさせて頂きましたが、アメリカの若い層に人気のあるメッセージアプリです。その始まりは2009年にカナダの大学生グループによって開発され、現在のCEOはその時開発した一人であるテッド・リビングストン氏です。カナダのオンタリオ州ウォータールーに本社を置き企業価値は約10億ドルにのぼる大手のメッセージアプリ運営会社です。このアプリはLINEのようにアカウント登録を行い、ユーザー同士でメッセージの交換を行ったり画像やYouTube動画のやり取りをしたりすることができます。またkikは、最新テクノロジーである「ブランド・ボット」を搭載しています。 

※ブランド・ボットとはkikのようなメッセージアプリの中を自動で動作するアカウントであり多くのユーザーに対して1対1で会話することができる機能のことです。 

kikはこのブランド・ポットをPromoted Chatsとして2014年11月に導入し、8月にはSenseというkik上で最も人気のあるボットを開発しています。このボットは自らの暗号通貨を世に送り出す(ローンチ)計画を明らかにさせ、このブランド・ボットを導入することで企業の宣伝や広告として利用することが可能になりました。さらに、このボットを活用したマーケティングも考えているようです。例えばLINEの場合、「りんな」というチャットボットが使われており、またFacebookのメッセンジャーや中国のメッセンジャーアプリであるWeChatでもボットは活用されています。このブランド・ボットはただのコミュニケーションツールではなくものを販売する手段になったり情報発信の元になったりすることが今後期待されている機能です。

仮想通貨「Kin」の仕組みや特徴とは

風景
Kikについて説明させていただきましたが、ICO(イニシャル・コイン・オファーリング)を利用して「Kin」キンというオープンソースの暗号トークン、仮想通貨を導入しました。Kinの名前の由来はkinshipという親族関係という意味からきており、人との結びつきやコミュニティとの結びつきを表しているようです。あまりピンとこないかもしれませんが簡単に説明すると、LINEが仮想通貨を作ったことと同じ感覚です。しかし実際に仮想通貨といってもどのような仕組みかよく分からないと思いますので、仮想通貨「KIN」の仕組みなど特徴などについて下記にて説明させていただきます。

kikは2011年から仮想通貨への参入を考えており、準備段階として2014年からLINEのようにkikポイントというアプリ内で利用できるデジタル通貨を発行していました。kikはICO以外にも資金調達をベンチャーキャピタルなどから行なっていましたが、ICOに参入したのは、ICO市場が盛り上がりを見せていたことやICOを新たなエグジットの形と捉えて興味があったことからICOを利用して新しい暗号通貨の作成に踏み出しました。またkikのCEOはICOによって投資家にしっかりと対価を提供すればkikを買収されることがなくIPOへの可能性を遠ざける目的もありました。KikのCEOはそれほどまでにkikを手放すことをしたくなかったと伺えます。CEO本人も「いつかkikを売る恐れがあるような手段は取りたくない」と述べています。その後kikはICOによる資金調達を開始し、総額1億2500万ドルもの巨額な資金を集めました。そして取引されるトークンを「Kin」として、その金額の中から市場での取引は10%にし、Kin Foundationと言われる組織から独立した取締役会のkin財団が60%を保有することにしました。kin財団に割り当てられたトークンは、kinのリワーズエンジンの運営・マーケティング・運営コストなどに利用され、今年9月からKinの発行イベントを1ヶ月間行うことを公式に発表しました。kikのような多くのユーザーを保有した非ブロックチェーン企業がブロックチェーン利用業界に進出することは初の試みと言われていますので、同業界のLINEやFacebookがICOに進出することも今後は考えられるとも言われているようです。

しかしkikをはじめLINEやFacebookは個人情報を主に取り扱っている業界のため、個人情報の流失などセキュリティー面には大変慎重にならなくてはなりません。では、セキュリティ面についてkikはどのような対策に取り組んでいるのでしょうか。

Kinのブロックチェーン

キー
Kinは「ERC20」というトークンが公開されています。このERC20のインターフェイスに含まれる開発ツール・ウォレット・エクスチェンジなどはイーサリアムブロックチェーンが導入され実装されています。つまりイーサリアムベースの独自仮想通貨となります。Kinはkikアプリの中で様々なやりとりが行われるため多くのユーザーが利用することでデジタル経済が活発になることを期待されます。そしてイーサリアムではビットコインよりもさらに機能の拡張がされており、スマートコントラクトという技術が取り入れられています。このシステムは取引での契約に関する情報を自動的に実行と保存を行なっており、半永久的に保存されるので、過去の取引や譲渡情報などは信用情報として蓄積されていきます。この技術はブロックチェーン上で取引記録を管理していたビットコインにはない技術であり、なおかつ世界中で誰でもいつでも内容を監視することができますので改ざんなどの不正を防止することに活かせます。よってセキュリティー面では非常に信頼性の高いシステムと言えるのではないでしょうか。そのため技術を利用して暗号通貨・デジタル財務契約・自動インセンティブなど複雑な発行規則を可能にしてくれるため、個人情報保護の安全性も確保されるようになるとのことです。

Kinの購入するには

現在トークン配布のイベントが終了したため仮想通貨の購入はできませんが、今回のイベントに参加する際には三日前までに会員登録のような手続きが必要だったようです。氏名・生年月日・住所・メールアドレスといった基本的な情報に加え、イーサリアムアドレス・購入金額・パスポート番号と発行国とスキャン画像が必要です。実際に今回のトークン配布に参加した方の声には、パスポートが必要のため購入を断念したという声もありました。今後、購入の際には変更される場合もありますが、身分証明がどのような方法で取られるか注目すべき点です。しかし今回のプレオープンですが、トークンの募集金額が大きすぎたことと、仮想通貨の利用が活発に行われている中国でICOへの参加禁止と大手取引所での取引が中止になったことで中国の購入者がいなくなってしまったことが重なりトークンは大幅に余っているようです。しかし結果は117カ国から10,132人の参加が確認され、168,732ETHの価値になったようです。
自然
メッセージアプリとして人気があるkikがICOを利用することで事業の拡大が期待できたと同時に、メッセージアプリの仮想通貨業界への橋渡しになったと思います。今後、実現するかは分かりませんが他のメッセージアプリの参入や仮想通貨の利用が手軽になるなど可能性が考えられます。このようなことから仮想通貨への関心や利用者というのも増えていくのはないでしょうか。

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