ビットコインの今後はどうなるのか

考察

ビットコインは、2009年10月の取引で初めて価格が公開されたことを機に、その価格を上昇させてきました。2014年頃から急激に落ち込んだものの、緩やかな上昇を見せ、2016年には全盛期であった2013年の半分の価格、約50,000円までに回復しました。これからビットコインを購入しようか迷っている、または既に活用している人にとって気になるのが今後の価格推移ではないでしょうか。現在、日本国内では仮想通貨にまつわる法整備も進められつつあり、いずれ税制度も整うことが予想されます。今回はこうした取引だけでなく、税金の面でも影響を及ぼす仮想通貨の展望についてご紹介します。

 

ビットコインは今後値上がりするの?

 

ビットコインの価格推移グラフを見ると、2013年の12月に最高価格である110,000円に達して以降、中国で政府による大々的な規制が入ったことが発表され、この時期に大きくビットコインの価格が低迷しました。その後、2014年の3月ごろから徐々に価格が回復の兆しを見せ始め、2年後の2016年3月には50,000円近くにまで到達しました。ビットコインは緩やかながらも価格上昇を続けてきましたが、今後はどのような価格変動を見せるのでしょうか。仮想通貨は株式と同様に、需要と供給のバランスや市場の活気によって価格が大きく変動する性質を持ちます。日本国内では仮想通貨に関連する法整備が着々と進んでおり、新規参加企業も増加傾向にあるなど、投資も加速するとみられています。これに伴い、「2013年の最高価格に勝るとも劣らぬほどの額になるのではないか?」とのみかたをする人も多くでてきているようです。
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2017年の価格変動において、上昇か下落かは明確な情報が提示されていないものの、仮想通貨元年と予見されていることから、より市場拡大していく、との考えを持つ人が多いのは確かです。今後の動向に注目する必要があるでしょう。

 

世界の仮想通貨取引推移

 

日本でも少しずつビットコインをはじめとした仮想通貨の決済や売買の場が増えつつあります。ではビットコインなどの仮想通貨は、世界でどのように取引が行われ、扱われてきたのでしょうか。日本に比べて世界では仮想通貨に対して積極的に取り入れようという姿勢が目立っています。2012年の10月には欧州中央銀行が仮想通貨の有用性を認めつつもそのリスクを指摘し、今後の課題についてまとめた「仮想通貨調査レポート」を公表しました。その2カ月後にはフランスやドイツが取引所や私的通貨としての利用を認可するなど、ヨーロッパではビットコインに対し寛容な対応を見せています。アメリカやカナダ、ブラジルも同様に仮想通貨取引を正当とみなしそのリスクを十分に考慮しながらも、すでに決済や送金ができるインフラが整いつつあります。アジアでもシンガポールでは仮想通貨への税制を定めたガイドラインを定め、香港では仮想的商品として取り扱う、自由な取引を認可しています。一時、ビットコイン取引の全面禁止を試みた中国は現在、規制法案を公開し、個人同士でおこなうトレードなどの部分的な取引のみを許可しました。このように、仮想通貨の持つリスクの捉え方は、各国によってまちまちです。全面禁止となっている国はアイスランドのみとなっており、その他の国では速さの違いはありますが、取引実績は増えつつあるとみられています。

 

今後、考えられるリスクとは?

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世界的に導入が促進されつつあるビットコインには、少ない手数料で国際送金できる点や、発行上限が決まっていることによる希少性の高さ、そして保有するコインの換金のしやすさといった数々のメリットが存在します。また、ビットコインには発行元が存在しないため、特定の国や金融機関に依存しないなど、法定通貨を仮想通貨へ交換しておくことでリスクヘッジにもなるといった備えとしても効果的な一面を持っています。しかし、ブロックチェーンのようなセキュリティに適した構造を持つ半面、いくつかのリスクが課題として残っていることは確かです。主にインターネット上で取引される仮想通貨は、常にシステムのハッキングの危険にさらされています。ビットコインに関しては前述したブロックチェーンにより高いセキュリティが維持されているのです。また、トレードの中核となる取引所においてはまだ仮想通貨の歴史が浅いことから十分な信用性が得られておらず、中にはあやしい取引所も存在しているため、取引所を選ぶ際には利用者自身が十分に精査した上で選択する必要があります。そしてもう一つの大きなリスクとして挙げられるものが、未だ仮想通貨の法規制が不十分である点です。このように導入を推進しているものの、解決すべき課題は依然として多く存在しています。

 

2013年に価格のピークを迎えたビットコインはそれ以降、急激な価格の下落を迎えます。その後は緩やかに上昇していき、2016年にはピーク時の約半分まで回復しました。今後の値上がりに関しては決定打となる判断材料がないものの、各国の導入が進められていることなどの動きから、市場は拡大していくであろうと予想されています。また、日本国内でも仮想通貨にかかわる法整備が検討されており、国内での市場活性化が進むとの見解が多く、今後の動向に注目が集まっています。未だ課題すべきリスクを抱えているものの、法定通貨が抱える問題点を払拭する存在として、ビットコイン拡大の勢いは徐々に増していくでしょう。

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